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遥かなる旅 ~一期一会~
第五章 : 出会い



らすかるから出てきた嵐田さんは、スーツ姿で、
「はじめまして、遥々お疲れ様です」と挨拶。
そしてペアのラスカル(ぬいぐるみ)のプレゼント。
私にとっては、とてもうれしい誕生日プレゼントとなった。

 

 

ここでは話もそこそこに、宿泊先へ案内してもらうことに。
「高速を走っている途中、写真を撮りたいので合図を出したら私を追い越して前を走行してもらえますか?」
と嵐田さんからお願いがあった。
しかし、お願いしたいのはこちらの方だった。
何せ走行中のグランドを撮ってもらうなんて滅多にないことだから…いや、というよりも嵐田さんのような撮影の上手な方に撮ってもらうこと自体、この先ないかもしれない。

 

で、その撮影ポイントまでは嵐田さんについて行く形で走行、
そしてらすかるのハザードが点滅、追い越したその時…。
それまで高速道の両脇が塞がって周りが見えなかったところから一転、すばらしく見晴らしのよいビューが広がった。
あまりにも広大な景色ゆえ、時速80kmオーバーで走っていることを感じさせないくらい、
目の前の風景が止まって見えた。

 

その後、高速を降りたところで休憩を兼ね雑談、
そして目的地である愛宕山に到着、山頂付近にあるスカイロッジへと案内していただいた。
木をふんだんに使ったロフト付きロッジ。
エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、炊飯ジャー等々、「これ以上必要ありませんっ」というほどの充実した設備だ。
窓を開けると地上250mのさわやかな風が吹き抜けていった。
テラスからは岩間町の景色が一望、普段のゴミゴミした街中(といっても田舎だろっ)のざわめきから開放され、気分も最高だ。

そして、高知から最も遠いところに位置する、ここ岩間町愛宕山。
トリップメーターは1153.1kmを告げていた。

「19:00に迎えに来ます」

近くのレストランでつくばーどの前夜祭を開催していただいた。
といっても私たちと嵐田さんの3人だったが、ゆっくりとお話しすることができた。
更に二次会がつくばーど基地で執り行われ、れいんさん、彩乃ちゃん、毬乃ちゃんも加わり、6人の笑い声が夜遅くの愛宕山にこだました。