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Ⅰ.ライトクロカン "エスクード"



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1988年、円高・原油安の効果により物価が安定し,民間主導型内需に支えられて、好景気が続いていた。
青函トンネルや瀬戸大橋が開通したのもこの年だ。
その頃のクロカン四駆と言えば、徐々にヘビーからライトテイストが好まれるようになっていた。


そんな中、その年の5月に産声をあげたのが都市感覚四駆をキーワードにしたスズキ・エスクードだ。
軽四以外のクロカン四駆の主流が3~4000ccオーバーの発売当時、エスクードは1600ccという”ニッチ”、いわば誰も目をつけていない穴場、に座を置いたのだ。
後に叫ばれる”ライトクロカン”というジャンルを築き上げたのもこのエスクードと言っても過言ではないだろう。
奇しくもライトクロカンの人気を後に出てきたホンダのCR-VやトヨタのRAV4に奪われた感もあるが、それらもいい意味でのライバルとしてエスクードは進化していく。初代だけにスポットを当ててみてもエンジンも5機種、ボディもショートやロングだけではなく、 ナロー、ワイド、幌モデルなどさまざまな型式が存在する。


初代登場から約10年が経過した1997年11月、二代目へとスイッチする。
「Earth Touring 4×4」をコンセプトにフルモデルチェンジした。
外観は直線基調から丸みを帯びたものに変貌を遂げており、初代のスポーティなデザインから重圧感を重視したものになっている。
フロントマスクはGM(ゼネラル・モータース)との資本提携の関係でアメリカ市場を意識したタレ目風になったが、これは日本人にとって好みの分かれるところだ。
初代ほどのインパクトはないものの、エスクードという存在感をアピールするブリスターフェンダーはしっかり継承されている。
初代の売り物であった「センターウィッシュボーン」のリアサスペンションは5リンクリジットに変更されており、時代の流れと共にユーザーの高速化に対応している。
フレーム構造については二代目も一貫してラダーフレームを採用した。ナローボディの直4ガソリン1600ccと2000ccで始まった二代目も数回車種整理が行われ、二代目登場から8年目の2005年5月、三代目へとスイッチすることとなる。

 

初代型式(ボディ/エンジン/エンジン型式)  2代目型式(ボディ/エンジン/エンジン型式  3代目型式(ボディ/エンジン/エンジン型式
TA01R  コンバーチブル/直4-1600cc/G16A  TA02W  3ドア/直4-1600cc/G16A  TD54W  5ドア/直4-2000cc/J20A
TA01V

 ハードトップ・バン/直4-1600cc/G16A

 TD02W  5ドア/直4-1600cc/G16A  TD94W  5ドア/V6-2700cc/H27A
TA01W  ハードトップ/直4-1600cc/G16A  TA52W  3ドア/直4-2000cc/J20A  TA74W  3ドア/直4-1600cc/M16A
TD01W  ノマド/直4-1600cc/G16A  TD52W  5ドア/直4-2000cc/J20A  TDA4W  5ドア/直4-2400cc/J24B
TA11W  ハードトップ/V6-2000cc/H20A  TL52W  5ドア/直4-2000cc/J20A  TDB4W  5ドア/V6-3200cc/N32A
TD11W  ノマド/V6-2000cc/H20A  TD32W  5ドア/直4-2000ccディーゼル/RF    
TA31W  ハードトップ/直4-2000ccディーゼル/RF  TD62W  5ドア/V6-2500cc/H25A    
TD31W  ノマド/直4-2000ccディーゼル/RF  TX92W  5ドア/V6-2700cc/H27A    
TA51W  3ドア/直4-2000cc/J20A  *赤字はグランドエスクード    
TD51W  5ドア/直4-2000cc/J20A        
TD61W  5ドア/V6-2500cc/H25A        

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